アンサーバックキットに516Uボイスモジュールを取り付けてみます。配線は、
黄線:ACC電源へ 茶線:アンサーバックサイレンのプラス線
緑線:警告(警報)入力(508Dなどのセンサーに接続)
橙線:ロック時にアース信号が取れる配線(スキャナーコントロール線に接続)
黒線:アース 赤線:常時電源へ
灰線1:スピーカー配線 灰線2:スピーカー配線
と単純ですが、アンサーバックキット側にスキャナー用配線がないと機能しません。
ボイスモジュールに508Dダブルガードフィールドセンサーを追加します。配線は、
赤線:12V電源(+) 黒線:アース
緑線:外周のエリアにて動体検知で0.5秒GND ←516Uの緑線に接続
青線:内周のエリアにて動体検知で1.0秒GND ←今回のシステムでは必要なし
この2つは、元々バイパーなどのセキュリティのオプションなので、格安アンサーバックキットに取り付けて機能させるには、
少々工夫が必要です。
取り付け場所は運転席の内装の中で、赤〇が516Uボイスモジュールです。この茶線をアンサーバックのサイレン(+)に接続するのですが、その役目はサイレンが鳴っている(茶にプラスが流れている)間は、ボイスを停止し、鳴り終わりを待って発声することです。しかしほとんどの格安アンサーバックキットは、サイレンをマイナスでコントロールしています。 つまり茶線には常に(+)が流れていて、その場合はサイレンが終わってもボイスが機能せず、しゃべりません。
この場合、待っても待ってもプラスが流れているので、ボイスを発声しないのです。この仕組みが分からないので、仕方なく不本意でも516Uのディップスイッチ(オンで時間差/オフで同時発声)をOFFにして、同時発声に設定してる人がほとんどです。サイレンとボイスが同時に鳴ったら、素人丸出しダメダメなので、対策リレーを作ってみました、サイレンの(+)(-)をリレーで変換して、サイレンが鳴り終わると茶線の(+)が切れる仕組みです。 完成したシステムの動作は、次の動画で確認できます。