キャリパーが小さくてカッコ悪いので、ビッグキャリパーとローターに換装しようと調べ始めました。とりあえず定番のG63用ブレンボキャリパーとローターの移植です。ショップに連絡したりしてみましたが、大体何処も工賃込みで100万円程度でした。
スペックはフロントがブレンボ製の6ポッド、ローターが375mmのMBの純正品です。これにはAMGの黒いロゴが入っています。本物のG63に対してキャリパーを反対に付けるので、前側に付いてしまいますが、これは私にはたいした問題ではありません。
と言う訳でフロントはまあまあなのですが、リアがこれ、ブレンボ製でないMB純正キャリパー、しかも1ポッドの片押し>(-_-;)ローターも330mmしかありません。
ちなみにG350Dのノーマルローターは、フロント315mm、リア272mmです。他にもネットには巨大なブレンボのGTキットもありましたが、140万円位の金額でショップに全額支払い後に受注し、輸入に約2ケ月という話なのでやめておきました。
何より私は、知り合いでもない会社に140万円も預けるほどのチャレンジャーではありません(^_^)
そしてたどり着いたのが、CEIKAという台湾のブレーキメーカー。装着例も充実し評判も良く、何より当たり前ですがブレンボの半額の値段でいっぱしのブレーキになります。購入前の質問にも丁寧に答えてくれるので、このメーカーで注文することにしました。
Front 2-pcs Rotor Size - X-Large 6 piston 380x34mm
Rear 2-pcs Rotor Size - Small 4 piston 356x28mm
キャリパーサポートやメッシュホースなどの付属品を含めて65万円でした。この画像はローターのサイズを決めるときに送ってもらった、フロント405mmローターの型紙です。
注文してから約40日後に荷物が届きました。中を開けてみると巨大なキャリパーとローターが入っていました。精度も良さそうに思いましたが、後々取付に関して色々苦労しましたので、このメーカーからは買わない方が良いと思います。 見た目の精度が良さそうだったので、仮り組みしようと純正キャリパーとローターを外して合わせてみたところ、なんとリアローターの取付ボルトの穴が小さすぎて入りません。早速メーカーにメールで問い合わせると「取付に問題はない」との返事でした。 確かにローターはハブとホイールに挟まれるので外れることはありませんが、私はこういう答えが気に入りません。
このSEIKAというメーカーは無加工で取り付くことを売りにしていたので、「送り返すので穴を開けてくれと」頼みましたが、買う前のやり取りとは明らかにメールの態度が違うので、非常に気分が悪かったです。そこで穴を加工することにしました、テーパードリルを買って、元のボルトがローターに埋められるように削っていきます。
取り付くと思ってバラバラにしてしまったリアのブレーキ周りは、そのままでは走れないので、加工する期間は元に戻しましたが、かなり無駄な作業をしてしましました。
リアロータで懲りたので、フロントは外す前に確認してみたところ、なんと今度は穴の位置が合いません(-_-;)ここで1枚目と2枚目のAMGローターの画像を見ていただければ分かる通り、フロントには2か所に穴があり車種によって付けるボルトが違うのです。
そこで全く何もないベルハウジングに、新しいテーパーの穴を作りテーパーボルトもネットで調達しました。この作業は正直怖かったです、穴の精度が悪ければ取付不能になりますからね。結局取付ボルト用の穴の加工に5日ほどかかりましたが、何とかキレイに取付できました。